Nゲージのジオラマ作りで昔の街並みを再現
Nゲージは単に車両を走らせるだけではなく、ジオラマを作るのも楽しみ方のひとつです。
ジオラマ用のストラクチャーも様々な種類が販売されていますが、中でも昔の街並みを再現するのに適した、古いデザインの建物や車両に人気が集まっています。
昭和中期から後期にかけた、高度成長期に差し掛かる地方の街並みの再現に役立つ製品が多く作られていますが、これはNゲージのジオラマ作りを楽しむ人の年齢層が合致していることが大きな理由です。昭和の中期から後期にかけて子供時代を過ごした人が成人になり、鉄道模型を趣味として楽しむようになったことが昔の街並みを再現できる製品の需要増に繋がっています。
昔の街並みとひと口に言っても、鉄道模型を趣味にする人の年代で昔に該当する年代は様々ですが、日本の鉄道において車両が多様化した時代が昭和の中期から後期に当たります。その年代に多感な子供時代を過ごした人は鉄道車両や当時の情景への思い入れが強いので、鉄道模型のジオラマにも個人の思い入れが反映されるのです。
そのため、模型メーカーもその時代に普及した車両や当時の一般的なデザインの建物をストラクチャーとして再現しています。
Nゲージの製品は安価な組み立てキットやペーパークラフトも多く販売されていますが、それらの製品も昭和の中期ごろに当たる昔の街並みを再現できるデザインの物が主流です。
数が多いことから、初めてジオラマを作るNゲージ初心者はまずは昔の街並みの再現から始めるのが良いと言えます。